FXをはじめたい人は、基礎知識を得てからはじめると最初からスタートダッシュできます。まずは基礎の基礎から覚えて常勝トレーダーを目指しましょう!
そもそもFXって何なの?
まずはFXとはForeign eXchangeの略で、外国為替に関する特殊な取引です。日本語で言うと「外国為替証拠金取引」を略してFXと呼びます。
FXはレバレッジを使った信用取引ができます。信用取引とは、たとえば1ドル120円で取引されているドル円通貨を為替取引しようとすると、レバレッジ1倍では取引に使うコストは120円かかります。1万ドルを取引しようとしたら、日本円で120万円必要になります。
ここでFXだとレバレッジが使えるのです。レバレッジとは日本語で言うと「てこの原理 」という意味になります。てこの原理を使って25倍でのトレードが可能となるのです。つまり1万ドルを取引するのに48,000円で取引が行えるのです。
トレードの流れ
前述したレバレッジ25倍でドル円をトレードを行ったと仮定して説明します。
信用取引時の証拠金
倍率 | 証拠金 |
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レバレッジ1倍 | 120万円 |
レバレッジ25倍 | 4.8万円 |
トレードによる損益の出し方
通貨 | ドル円 |
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発注レート(bid) | 120.000 |
資産 | 50000 |
スプレッド | 0.3pip |
円安方向のポジションを取得すること「ロング」と呼びます。今回はロングをしていきます。
レートには売値を示す「bid」と、買値を示す「ask」の表記があります。この差額がスプレッドで、ひらたく言うと手数料です。トレードした瞬間スプレッドによる手数料が発生します。PIPSは、為替レートが動くときの最小単位です。
レート1ドル120.000円でロングを1万通貨(1枚)発注します。スプレッドの計算方法は、bidからスプレッドを引いたものが買値(ask)になります。
発注に成功しました。発注に成功したことを「約定」といいます。約定価格が120.000から0.3PIPSを引いた119.997円ですので、これでポジションを持ったことになります。
ポジションを取得した瞬間、スプレッドによる手数料でマイナス損益になります。1万通貨の取引でしたので評価損でマイナス30円になります。この30円がスプレッド差であり、手数料になります。
あとは、好きな瞬間にポジションを手放せます。この手放すことを「決済」といいます。なお、今ポジションを手放したらマイナス30円で確定します。
1時間後、運良く円安方向に進んで、1ドル120.100円(bid)になりました。決済します。
通貨 | ドル円 |
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決済レート(bid) | 120.100 |
資産 | 51000 |
ドル円は決済されて、10PIPSの為替損益を得ることができました。今回は1万通貨ポジションを持っていたので損益の計算は以下の通りになります。
1枚×1PIPS | 100円 |
10PIPSの損益でしたので、今回のトレードで1000円資産が増えることになります。
まずは基礎の基礎を説明しました。この記事を一読してからトレードを行うと、トレードの概要を理解できるのではないかと思います。