買い物をするとポイントが貰える、お得の代名詞”ポイントカード“。ついつい作ってしまって、お財布がポイントカードでぎっちり、なんてことになっていませんか?数が多すぎて、必要なとき、必要なカードが見つからないなんてことも…。
さらに、「あと1つ買えばポイントが倍になる!」「今日はポイント3倍だからたくさん買わないと!」と、ついつい余計な買い物をしていませんか?一見お得なようなポイントカードも、使い方次第では余計な出費を増やしてしまうんです。溜めきる予定のないカードのポイントのために余計な買い物をするのは、お得でもなんでもありません。
そこで、どうやってポイントカードを整理したらいいの?という人のために、ポイントカードの断捨離の仕方をアドバイスします!
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持つ枚数の上限を決める
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断捨離をするうえで有効なのが、ポイントカードの最大枚数を決めてしまうことです。そのポイントカードを作ったら、今あるなかのどれか1枚を捨てる、というルールにすれば、安易に作ることはなくなります。本当に必要かどうか吟味して、必要なものだけを残す癖がつくので、作りすぎてしまう人にはお勧めの方法です。
枚数の決め方は、「財布のカードポケットに入る数だけ」「カードケースを購入してその中に入る数だけ」というような方法があります。また、カードに優先順位をつけ、優先順位別に財布・カードケース・自宅と保管方法を変えるのも1つの手です。
よく使うものは財布の中に、持っていて損しないタイプのものや時々使うものはカードケースに、それ以外は自宅にひとまず保管し、定期的に整理をします。自宅に置いてあるもので、捨てるか迷っていたものは、1年間一切使わなかったのであれば「もう使わない」と判断して捨ててしまってもいいでしょう。また、1年たつと有効期限がきれるカードもあります。期限の切れたカードは躊躇わず捨てましょうね。
ポイントカードに優先順位をつける
まず、ポイントカードにはいくつかのタイプがあります。スタンプを溜めるタイプ、ポイントが蓄積していくタイプ、会員カードとポイントカードが一緒になっているタイプなどです。
スタンプ形式のカード
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スタンプ形式のカードが最も無駄遣いをしやすく、そのうえ気軽に作れるためついつい作って溜め込みがちです。厳選して本当によく行くお店のものだけを作り、余計なカードは持たないのが1番。たとえばジーンズショップ、めがねショップなど、同系統のお店のカードは1枚に絞り、そのお店をメインで使用するとポイントが集まりやすくなります。
どれを残すかどうかを決めるときの判断基準は「利用頻度の高さ」「有効期限」「スタンプの貯めやすさ」「還元率の高さ」です。その際の基準は「よく利用するのはどちらか」が1番であり、絞れない場合はスタンプの貯めやすさで決めることになります。
500円で1スタンプなのか、1000円で1スタンプなのか、これは細かくスタンプがつく方が無駄なく貯めることができます。そして、スタンプいくつでいくらお得になるのか、という部分が現実的かどうかを確認します。
例外として、美容院のスタンプカードなど、無駄遣いのしようがなく、利用しているうちに必ず恩恵を得ることができるタイプのものがあります。こういった「行きつけのお店」で「余計な買い物のしようがない」場合は、利用しない手はありません。
ポイント形式のカード
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買った額の何%がポイントになり、そのポイントで買い物が出来たり商品券が貰えたりするタイプのカードです。この手のカードの場合は、ポイント何倍キャンペーンなどで無駄遣いをしやすいのがデメリットです。
しかし、ドラッグストアやいつも利用するスーパーなどは、逆にポイント3倍の日にまとめ買いをする、というような使い方をすることで、ポイントを上手に溜めて利用することができます。無駄遣いかそうでないかは、あらかじめ買い物前に必要なものをリストアップし、それだけ購入すれば無駄遣いを減らすことができます。
この手のカードも、行きつけのお店のものだけを持ち、極力そこで買い物をするようにするべきです。いくつものお店のカードを作って分散してしまうのはもったいないためです。
また、多くのカードが「最後に使った日から何年以内」というような有効期限の設け方をしています。そのため、滅多に行かないお店のカードはポイントの恩恵を受ける前に失効してしまいます。そうなった場合は、潔くそのお店のカードは持たないというのもアリです。
会員カードとポイントカードの一体型
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アミューズメント施設のカードによく見られるタイプです。カラオケのカードなどは、会員カードにポイントカード機能がついていることがあります。よく行く施設であれば、会員カードで割引が受けられるため、持っておく方がお得です。ポイントはついで、くらいに考えておきましょう。
あくまで会員カードとしての側面が強いものは、優先して所持しておきます。持っているだけで割引を受けられるものは、特に優先しても構いません。カラオケのカードなどは増えてしまいがちですが、作るときにお金がかかり、それでも作った方が安くなる場合などがほとんどです。次に行くときまたお金を払って作るくらいなら、とっておくほうが良いでしょう。
付き合いでいろんな場所へ行く可能性があるのであれば、それらはカードケースなどで保管しておいても損はありません。
無駄遣いを控えるために
ポイントカードのポイントのために無駄な買い物をするのでは本末転倒です。本当に必要なカードだけを持ち歩くようにすることも、節約のうち。賢くカードを使うようにしましょう。
また、ポイントカードは、いくつかのポイントカードをまとめた電子マネーカードを使うことで1本化することもできます。実はこれが1番お得で、複数の店舗で使えるため貯めやすく無駄がありません。
もしくは、モバイルポイントカードがある場合は、率先してモバイルに切り替えるのもアリです。お財布がスッキリすることと、モバイル会員には特典がある場合も多く、会員カードがかさばる場合はアプリに変えるのもアリ。お店によってはその場でモバイル会員になるとさらにサービスが受けられる場合もあるので、よく確認して最大限にメリットを受け取りたいですね。