毎月かかるスマートフォンの利用料金について、高いと感じている方は多いのではないでしょうか?
多くの方が、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクなどのいわゆる通信大手キャリア3社と契約していると思いますが、これら大手キャリアと契約しないことを選択することによって、毎月の携帯月額利用料金を大幅に節約することができます。
携帯電話の平均月額利用料金は約6,500円-理想と約2,000円も乖離
国内でモバイルマーケティングを手がけるMMD研究所によれば、携帯電話の平均月額利用料金は約6,500円です。これに対し、理想とする料金は約4,000円とのデータが出ています。その差は実に約2,000円となっています。
こちらはソフトバンクのスマートフォンの料金体系ですが、大手キャリアでスマートフォンを契約すれば、おおよそ同じ金額帯が呈示されており、理想とする月々4,000円での運用はほぼ不可能な状況となっています。
SIMフリースマートフォン + 格安SIMという選択肢
大手キャリアと契約した場合、今お手持ちのスマートフォンには各社が設定している「SIMロック」というものがかかっています。
これは、自社で販売したスマートフォンを他のキャリアで使わせないようにするための措置で、国内で6割程度の流通量を占めるiPhoneの場合、これを外すことは公式にできません(「ファクトリーアンロック」というサービスもありますが、自己責任での申込みとなります)でした。
ただし、2015年5月以降は、総務省によって「SIMロック」解除に関するガイドラインが設けられ、状況が変わろうとしています。今後、大手キャリア各社は販売した機種について、ユーザーからの要求があれば、「SIMロック」を解除する必要が出てきます。
「SIMロック」の解除がなされた端末、もしくは「SIMフリー端末」を手に入れた場合は、大手キャリアと契約せずに、格安SIMと呼ばれるサービス会社と契約することが可能です。
現在、格安SIMを提供する会社として代表的なものとしては、「OCNモバイルONE」や「IIJmio」「楽天モバイル」などがあり、大手キャリアと比較すれば、かなり割安な料金で毎月運用することが可能となります。
例えば、「IIJmio」では通話機能付プランの場合、月額1,600円(プラス通話料金実費)から利用することができます。かなり安いですね。
もちろん、これに端末料金がプラスされるわけですが、iPhoneなどの高価な端末を希望しなければ、30,000円前後で新品のSIMフリー端末を購入することも可能です(iPhoneのSIMフリー端末は72,800円から購入可能)。
大手キャリアは24回の分割払いを推奨しているので、同じ条件でSIMフリー端末を購入すると仮定すると、以下のような月額イメージとなります。
■SIMフリースマートフォン + 格安SIMで運用する場合(月額)
端末価格:1,250円(30,000円の端末を24回払いで試算)
データ利用料(3GB):1,600円
合計:約2,850円~
毎月の月額料金として理想とする価格、4,000円を下回るとともに、大手キャリアの半額以下で毎月の運用が可能となります。
今回ご紹介した「IIJmio」はあくまで一例ですので、次回は様々な格安SIM提供会社の料金をご紹介します。
Source:ソフトバンク,MMD研究所,IIJmio