節約できないはずの医療費ですが、実は小技があるんです
節約を心がけていても突然の出費ってありますよね。医療費もそのひとつ。健康で病院にかからずに済むのが一番なのですが、なかなかそういうわけにもいきません。そこで、今回は医療費を安くすませる小ワザをご紹介します。
同じ薬なのに、薬局によって値段が変わる!?
以前は病院で診療を受けたら、その病院の薬剤師に薬を処方してもらって帰るのが一般的でした。ですが、病院と薬局を分けたい厚生労働省の意向により、できるだけ病院外の薬局で薬を受け取るよう政策で誘導されているのです。
そこで、診察を受けて処方箋を書いてもらい、薬を貰うときに、どの薬局で貰うかで医療費の額に差がつけられています。
できるだけ病院と薬局を分けたいのが厚生労働省の考えですから、病院内で薬を出すと診療報酬が安く、病院の取り分が減る制度になっています。
いったいいくら違うのか?
まず医師が書く処方箋料ですが、病院内だと420円、病院外の薬局で受け取るように書くと680円(どちらも全額負担の場合。実際は3割負担)になるのです。
次に、薬局で支払う調剤基本料は、病院内のとき80円、病院の目の前に建っているような同系列の薬局のときは250円、全く病院と関係のない薬局だとなんと410円になります。
病院内に薬局があるようなら頼んでみよう!
入院もできる病院であれば、病院内で薬を出すことが可能なはずです。「処方箋を出します」と言われたら、この病院で受け取りたい。と頼んでみましょう。
体調が悪いので、ここで全部済ませてすぐタクシーで帰りたい。などとお願いすれば、病院内で処方してもらえる可能性があります。
もし、病院内では出せない。と言われたら、病院の近くにある薬局で受け取るようにしましょう。
お薬手帳は必要ですか?
薬局の窓口で「お薬手帳は持っていますか?」と聞かれることがありますよね。実はアレ、しっかり医療費に入っています。断ることもできるので、必要なければいらないと断りましょう。
ほんの少しの差ですが、知っているとちょっとお得な小ワザでした。
でもやっぱり、健康でいるのが一番の節約ですね!