毎日使うお部屋の「明かり」ですが、皆さんは、どのような電球やシーリングライトをお使いでしょうか?
一般電球などをお使いの方は、お部屋の「明かり」をLEDに変えるだけで、大幅に電気代が節約できるかもしれませんよ。
LEDとは?
近頃よく耳にする「LED」ですが、そもそも「LED」が一体なにものなのか、皆さんはご存知でしょうか?LED照明推進協議会が、以下のような解説を付しています。
LEDとは発光ダイオード(Light Emitting Diode)の3つの頭文字を省略したもので、電気を流すと発光する半導体の一種です。
LED単体の歴史を見ると、1960年代に赤色と黄緑色LEDが開発されて以来、早い段階から表示用光源として実用化されてきました。
その後1993年に以前とは明るさのレベルが違う青色LEDの開発、緑色の開発により光の3原色が揃い、夢かと思われたLEDの白色化やフルカラー化が現実のものになりました。
さらにもっと明るいLEDの開発が進み、一般照明分野でのLED照明の活躍が始まっています。
白色化、輝度の高さが一般照明分野で実用できるまでになったのは比較的最近のことですが、年間電気代の低さなどが注目され、企業や一般家庭での導入が進んでいます。
長寿命も魅力で、一般的な蛍光灯が6,000~12,000時間の寿命とされる中、LEDは約40,000時間の寿命があるとされています。
パナソニックがシミュレーションサイトを公開中、驚きの節約額とは
LEDに替えると電気代が節約できると言われますが、実際にどの程度節約できるのでしょうか。国内メーカーのPanasonicがシミュレーションサイトを公開し、家庭内での省エネ効果を案内しています。
シミュレーションサイトにおける前提条件は以下の通りです。
●1日5.5時間、年間2,000時間使用
●電力料金目安単価27円/kWh(税込)で計算
これら条件のもと、12畳のリビング、8畳の和室、8畳の洋室がある家庭で、明かりをLEDに変更すると、以下のような節電効果があると案内されています。
年間で、4,060円の節電となっています。これはかなり大きいですね。もちろん、自宅の部屋数や、電球などの数が多ければ多いほど、この節約額は大きくなります。
明るさの調節も可能
LEDは明るすぎるのではいかと思われがちですが、製品によっては、明るさの調節も可能です。食事のときは暖色に、勉強のときは文字がくっきりと見える明るさに、といった調節もできます。
便利で、省エネ効果も高いLED、まだ導入されていないご家庭も、導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
Source:LED照明推進協議会,Panasonic